「スマホたるみ」や「スマホ顔」という言葉をご存知でしょうか。今や多くの人の生活の一部になっているスマートフォンが原因で「肌がたるむ」という事実があるのです。この記事では「ほうれい線の目立ち」や「頬のたるみ」を加速させると言われる「スマホたるみ」や「スマホ顔」について、その原因や予防方法についてわかりやすく解説します。
スマートフォンを見る時の”姿勢”をチェック!
まずはスマートフォンを見る時の、ご自身のスマートフォンの「持ち方」や「姿勢」を思い出してみましょう。よくあるのが「スマートフォンを顔の下の方に持って、視線を下に向けて操作する」という姿勢です。
更にスマートフォンの字が小さくて読みにくい場合などは、画面に近づこうとして猫背になったり首を突き出すような姿勢になったり、そして画面に集中するあまり、長い間同じ表情のままになっていたりすることもあります。これらに心当たりがある方は要注意です!
「スマホたるみ」「スマホ顔」とは?
「ほうれい線の目立ち」や「肌のたるみ」は、肌の真皮層のコラーゲンとエラスチンの減少や劣化によってハリや弾力が失われたり、表情筋の衰えによって皮膚を支える力が弱まったりすることで生じます。これらの症状は加齢によっても表れる症状です。
それに対して「スマホたるみ」や「スマホ顔」とは、スマートフォンを見る姿勢や表情によって「ほうれい線の目立ち」や「肌のたるみ」が、年齢に比べて加速して表れてしまう状態を言います。
「スマホたるみ」「スマホ顔」が起こる原因は?
スマートフォンの画面に夢中になって、顔を下に向けた状態を長時間続けていると、顔の皮膚に重力がかかり続けることで、肌が垂れ下がりたるみが生じるリスクを高めます。また画面に集中して長時間表情を動かさずにいることは「表情筋の衰え」にもつながり、これも肌のたるみの原因のひとつと言われています。
「スマホたるみ」「スマホ顔」を予防するには?
「スマホたるみ」「スマホ顔」を予防するために肝心なのは、スマートフォンを使う時の姿勢などを見直し「たるみの原因」を作らないようにすることです。
ご自身で簡単にできる予防法をいくつかご紹介します。ポイントはスマートフォンを見ている時の「姿勢」と「表情筋」です。
・猫背にならないように姿勢を意識する。 ・こまめに休憩を入れて姿勢を変える。 ・出来るだけ画面と目線が水平になるように持ち、目線を下げない。 ・画面を見ている間も、出来るだけ表情筋を動かすことを意識する。 |
どれも簡単な予防法ばかりですが、スマートフォンに夢中になると、それさえもうっかり忘れてしまいがちです。簡単ですが肝心なことばかりなので「忘れずに気に留めておく意識」が大切です。
また「スマホたるみ」や「スマホ顔」は ”老け顔の原因のひとつ” とも言われます。少しの油断の積み重ねで、意図せず「見た目年齢」が上がってしまうことは避けたいものです。
スキンケアによるアフターケアも大切ですが、まずはビフォアケアとして「習慣の見直し」を意識しましょう。
スマートフォンは上手に使えば最高のパートナー
総務省の調査(※1)によると、インターネット利用者の割合は、13~59歳の各年齢層で90%を超えており、20~59歳の各年齢層で約90%が「スマートフォンを利用している」という結果が公開されています。
生活の一部となったスマートフォンは、仕事にもプライベートにも役立つアイテムとしてもはや欠かすことのできないパートナーとも言えます。さらにスマートフォンには便利で楽しい要素も多いだけに、つい夢中になってしまいがちです。
これまで無かった「スマホたるみ」や「スマホ顔」という言葉の意味を知ることが、皆様がスマートフォンと上手につきあうための「丁度良い習慣」を見極めるきっかけになれば幸いです。
※1<参考>
「令和4年通信利用動向調査の結果」総務省(令和5年5月29日公表)https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/230529_1.pdf