生理前に繰り返す不調はPMSかも?PMSの基礎知識をわかりやすく解説

PMSの基礎知識 株式会社アラヴィス

毎月定期的に気分が落ち込んだり、集中力が低下したり、肌荒れがひどくなったり…。
多くの女性が悩んでいるその不調は「PMS(月経前症候群)」が原因かも知れません。
この記事ではPMSの症状とメカニズムについて、わかりやすくご紹介いたします。

そもそもPMSって何?

PMSとは「Premenstrual Syndrome」の略称で、日本語では「月経前症候群」と呼ばれています。

生理前の3~10日の間、精神的や身体的症状が続き、生理開始と同時に軽減ないし消失するもので、この時期が「PMS時期」と呼ばれています。

女性の一生の中で、生理が来る回数は約450回とも言われています。
PMS時期を7日間として日数に換算すると「3,150日=約8.6年」となり、人生の中でとても多くの時間を占めていることがわかります。

PMS時期は「女性の約8割」が何らかの症状を実感

PMS時期に実感する症状(20-40代女性全年代)

期間:2022年12月12日-16日 対象: 20歳〜49歳の女性5,961人
方法:インターネットによるアンケート調査

当社は、20歳~49歳の女性5,961人を対象に「PMS時期に実感する症状」に関するアンケートを実施しました。その結果、全年代の77%の女性がPMS時期に「何かしらの症状を実感している」ことがわかりました。

具体的な症状としては、1位は「感情の起伏(イライラ)」2位は「倦怠感」3位が「肌荒れ(ニキビ)」という結果でした。

PMS時期の気持ちはとてもデリケートです。イライラや倦怠感はもちろんのこと、少しの肌荒れさえもその日1日の気持ちを左右してしまうものです。

では何故PMSが起こるのか。PMSのメカニズムを知ることは、PMS時期も普段と変わらない毎日を送るためのヒントになります。

PMSの症状はなぜ起こる? メカニズムをわかりやすく

PMS(月経前症候群)のメカニズム

PMSの症状に関係する2つの「女性ホルモン」

PMSの症状には、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という、2つの女性ホルモンのバランスが関係していると考えられています。2つの女性ホルモンがそれぞれどんな働きをするのか、わかりやすく説明します。

エストロゲン(卵胞ホルモン)とは?

生理が始まってから排卵日までの約14日間。この時期はエストロゲン(卵胞ホルモン)が優位になります。

エストロゲン(卵胞ホルモン)は、精神状態の安定化・代謝アップに加え、お肌のツヤや潤いを守る「美肌作用」もあるとも言われています。この時期は女性が心身ともに調子が良いと感じやすい時期と言えます。

プロゲステロン(黄体ホルモン)とは?

排卵日を過ぎるともう1つの女性ホルモンであるプロゲステロン(黄体ホルモン)が優位になります。

プロゲステロンは、体温上昇や食欲を増進させる作用がある他、体に水分や栄養を溜め込みやすくします。この時期は「イライラ」や「だるさ」を感じたり、体の「むくみ」や「肌荒れ」などが起きやすくなる時期でもあります。

この時期が「PMS時期」で、個人差はありますが、症状は3~10日程度続くと言われています。

PMSと上手につきあって、自分らしい毎日を。

PMSの基礎知識

これまで何となく感じていた「調子がいい・調子が悪い」というその感覚は、PMS時期の症状かも知れません。

自分の生理周期とPMSのメカニズムを知って、体に起こる不調や肌リズムを把握しておくことで、自分に合ったセルフケアの準備をする余裕が生まれます。

PMS時期と上手に向き合うことで、今よりもっと「あなたらしい笑顔」が増えますように。この記事がその参考になれば幸いです!

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